先月、総務省から興味深い資料が発表されました。
ユーザーのメディア活用調査である。
消費者は、情報を収集するためにどのようなメディアを利用しているのか?を年代別・年齢別などに細かく分類した指標である。
このような指標を基に事業戦略を立てることは有意義であり、効果的な成果が挙げられると予測される。
100ページ近いデータの中から、一つを取り上げてみます。
ユーザーの年代別メディアの利用率である。ユーザーが一日の中でどのようなメディアを利用しているのか?それを年代別に判りやすくグラフ化してあります。
このグラフから判明していることは、特に10代・20代は一日生活する中でインターネットを利用した行動がテレビなどの媒体を上回っていることです。それと相反して40代以上になるとテレビの視聴時間が長く、インターネットの利用率がだんだん低くなる傾向にあると分かります。想像はしていましたが、このように数値化されると企業としての戦術が立てやすくなります。
インターネットを利用した事業戦略としてこのグラフから言えることは、10代~30代をターゲットにしている商品や事業を展開している企業はインターネットのコンテンツマーケティングを充実させることが集客や売上に直結すると言えます。
それでは、どのような手法が良いのか?業種にもよりますが、例えば「インスタグラム」というSNSサービス。最近若者に人気のSNSサービスです。
特に写真をメインに投稿するSNSで、「インスタ映え」する言葉も生まれています。インスタグラムの人気インスタグラマーともなると2万人ものフォローワーを集めています。仮に、このような人気インスタグラマーがあなたの店の商品を投稿すると、あっという間にあなたの店の商品は拡散され、その商品目当てのお客さまが押し寄せるように来店してきます。それほど影響力は高いです。
これを参考に一つ例を挙げると、飲食店でメニューの盛り付けを写真写りが良くなるように工夫するだけで集客に結び付く可能性があります。そこでのキーワードは「オシャレ」「かわいい」「奇麗」です。鹿児島では「白くま」という夏の定番がありますが、この盛り付け方法にひと工夫、先程のキーワードを盛り込んだ盛り付けに変更してみることです。うまくこの戦略が当たれば、地元客のみならず県外からのお客さまの集客も夢ではありません。
総務省の発表したデータにはこの他にも、さまざまな興味深いデータがありますので、ご希望の方は下記お問合せフォームからお気軽にお取り寄せください。PDFにて送付させていただきます。